こんにちは、たたきです。
看護実習といえば看護学生さんにとって大変な思いをしている方も多いのではないでしょうか?
中には実習指導者や看護師からの扱いで緊張と恐怖で夜眠れない方も多いのではないでしょうか?
なにを隠そう私も看護学生の時には当時の実習指導者にボロボロにされた経験があるので気持ちが良くわかります。
そもそも1日目なんて挨拶して患者さんのことなにも知らない状態で
そもそも実習中なにすればいいの?
と混乱してしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、今回、実習時期を区分けしながら看護実習のコツについてお話します!
【この記事を読んでほしい人】
- 実習を前にして不安な看護学生さん
- 実習当日なにをしたらいいかわからない看護学生さん
看護実習1日目にはなにをするの?
タイムスケジュールの確認
学校で実習のタイムスケジュールが組まれているので病院側はそれに合わせた説明を行います。
まずはそちらを確認しましょう。
ここでは、私が実際に体験した計画をもとに流れを汲んでいます。
多くの場合その病院の地域でのあり方や病院全体の場所についてのオリエンテーションが始まります。
そして説明が終わったら、ついに病棟での実習が始まります。
病棟でのあいさつ
病棟到着してから看護師長・副師長とあいさつを行います。
そしてスタッフに対してもあいさつが求められることが多いです。
学生さんのなかにはとても長くあいさつしなければならないと思っているかたがいると思いますが
まずは実習の目的と期間をスタッフに周知することが目的なので、端的な説明で大丈夫です。
実習最初の日のあいさつ
- グループ全員の名前
- 今回の実習名(例:小児看護実習のため〇週間実習にくること)
- 実習を通して学び(小児の成長過程に応じた看護について学びたいと思っている、など)
- 占めの挨拶(よろしくおねがいします、の一言)
病棟案内
あいさつがおわれば、その病棟全体の案内が実施され、物品の場所や内容を説明して回ります。
この時必ずメモを取るようにしましょう。
メモ帳に書くことと注意点
- 病棟は何の疾患をよく見る病棟なのか
- 清拭・洗髪・足浴を用意する場所と物品
- 病棟師長・副師長と教育担当者の氏名
- 汚物室、リネン室の場所
なぜ上記のメモが必要なのか
それは次の日からシーツ交換・保清といった処置の準備できるようにするためです。
実習とは、看護学生ができる行動の範囲の中で患者さんにかかわることが目的です。
その第一段階が、患者さんの療養環境を保つこと
短い実習期間で関わりを身に着けるために、保清やシーツ交換を行うにあたっての準備することを
早い段階から経験することが必要です。
メモなんか取らなくてもすぐ覚えられるよ!
とお思いでしょう。
ただし、そのメモは
「自分はメモに書いたここまでは理解できた。でも書いていない部分はわからない」
という思考の整理としてとても便利なものです。
また、話が早すぎて理解しにくいときは
「メモを取っているのですが〇〇をもう一度教えてください」
と2回目のフィードバックが欲しいときの潤滑剤としても有効です。
最初の日に、メモを取るためにもう一度聞きたいことを怒る看護師は早々いません。
患者さんの情報を集める
さて、病棟に戻ってからは実際に患者さんについてカルテを見て情報を集めていきます。
ただしやみくもに情報を取っていたら実習時間が終わっていた、ということになりかねません。
情報収集の量は患者さんの入院が長ければ長いほど増えていきます。
そんな中最初から最後まで情報を読み続ける必要はありません!
まず初日の情報収集の時間に、押さえておきたいポイントをお伝えします。
情報収集の時押さえておきたいポイント
では、今回Aさんという患者さんの情報をとってもらいましょう!
カルテから情報を取ろう
- Aさんはいつ、どんな症状で病院に入院したの?(腹痛、下血、動機、めまいなど)
- Aさんはどんな検査でなんという病気と診断されたの?(採血、レントゲン、MRIなど)
- 今はその病気と症状はどうなっているの?
- どんな点滴やお薬を何故使っているの?(点滴・薬の名前をメモしておこう)
- どうなれば退院できるようになるの?
- 退院したらどこに帰るの?(自宅?施設?違う病院?)
- 帰った後、状態が悪くならないように何が必要なの?(薬が必要?助けてくれる人が必要?)
Aさんにとっての話の流れのように情報を取ることは、関連図や個人目標をよりぐっと書きやすくします
やみくもな情報収集ではなく、Aさんのこれまでの治療や生活を考え情報収集してみてください。
実際に患者さんとお話してみよう
情報収集が終わったら患者さんとついにご対面です。
最初の日はとにかくコミュニケーションをとってその人を知ることが目的です。
よくお話してくれる人であればこれまでの生活歴を聞いてみたり、病気について入院した時のお話を聞いてみてもよいかもしれません。
注意すべきは質問攻めにしてしまって患者さんを疲れさせないこと
頃合いを見計らってあえて退室することも必要な看護です。
最後に
今日はまず実習1日目のポイントについてお話させてもらいました。
これから実習の本番が始まっていく大切な時期です。
今回のように情報を得て、家に帰ってからAさんを主体とした勉強をすること。
そしてその勉強を生かし2日目に突入していく必要があります。
- 実習から帰った後どんな勉強をしたほうがいいか
- 2日目からどのように看護計画を立案していくべきか
といった具体的な部分について、また次回お話していけたらいいなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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